会社は、ストレスのたまる場所です。
いろんな人が、それぞれストレスの対処方法を持っています。
心理学の研究によると、仕事のストレスへの対処は、2種類あります。[※参考文献1]
- 予防の対処
- 昇進の対処
予防の対処とは、今の状況に対する不満を、誰かに伝えることです。
私は、Aさんと上手く行かない。
「理想とする環境になっていない」という不満です。
昇進の対処とは、ストレスとなる問題に、対処しようと考えることです。
今の環境を変えるために、何ができるか?
「理想とする環境に変える」という考えです。
昇進の対処は、上司や同僚に相談して、協力を得ることもできます。
一方で、予防の対処は、上司や同僚に、愚痴を言うだけになります。
他の研究報告において、愚痴は、自分へのストレスになる要因です。
予防の対処は、会社への文句です。
これを言うばかりでは、逆にストレスとなります。
私たちは、ストレスに対処するために、文句を言います。
しかし「それがストレスになる」という認知ができていないのです。
目次
文句を言ってもストレスは悪化する
たくさんの論文を分析した研究報告があります。[※参考文献2]
この研究によると、会社への文句を言う「予防の対処」は、デメリットが多いと分かりました。
たとえ嫌いな同僚を避けることができても、それは仕事の幅が狭くなるだけです。
短期的に解決したように見えて、長期的には、負債を抱えたのと同じです。
結果的に、幸福感に悪影響を与えます。
また、「仕事が上手く行かない」という要因になります。
未来を考えると、上手く行く
昇進の対処をすると、ストレスは軽減されます。
「環境を変えるために、行動をする」ということは、ストレスを忘れる手段でもあります。
何か行動している限り、不満は軽減されます。
昇進の対処は、自分の未来に向けて、行動することです。
これをすると、将来、環境が良くなったり、出世が早くなったりします。
転職の場合
場合によっては、転職も有効です。
あまりに解決が困難な場合、転職を検討してください。
私の周囲では、転職後、あまり変わらない人もいます。
しかし転職後、ストレスがなくなった人もいます。
好きな仕事を見つけることで、上手く行く場合があります。
会社に文句ばかり言う人は、その仕事が上手く行かない可能性があります。
そればかりか、ストレスになってしまいます。
先輩や上司との不仲で悩む場合、非常に厳しいのは、私も経験済みです。
(出世したり、成果を出せば、それらはなくなります)
前向きに環境を変えるよう、何ができるか、考えてみると良いでしょう。