赤い服を着る心理! 男性と女性それぞれの効果を分かりやすく解説

赤い服と心理学

赤い服を着ている男性って、どう思われますか?
多くの科学者は、「何が魅力に影響するか」という研究を続けています。

有名な研究では、「赤い服の女性は魅力度が高い」ということが判明しています。[※]

とはいえ、赤い服を着て友だちに会うのはオススメしません。
※その理由は後ほど。

さて、男性の場合はどうでしょうか?
新しい研究報告を見ながら説明します。

男性も赤い服は魅力的

赤い服の女性は魅力度が高い」という研究には、続きがあります。

ロチェスター大学の研究者らは「男性が着る服の色の魅力度」についても調べたのです。[※]

結果は予想外でした。
男性も赤い服は、異性から見て魅力的という結果だったのです。

この実験では、様々な色のシャツを着た男性に、それぞれの魅力を分析しています。
その中で、赤いシャツを着た男性は、最も魅力的となりました。

赤色の男性が魅力的な理由

前述の研究では、どうして赤い服の男性が魅力的だったのでしょうか?
それは、お金や地位に関わるかもしれません。

赤いマントやレッドカーペットを想像してみてください。
西洋文化でも、 東洋文化でも、「赤色」は高貴なものとして扱われます。
日本でも同じです。
赤色は、王権の象徴でもあるのです。

女性は未来の安定を好む

女性は産後の生活を想像します。
裕福な男性を好むのは、動物の本能にも合っています。

これは、多くの心理学実験において判明しています。
(ただし、無理をして高価な物を身につけると、マイナスイメージを与えます)

こういったこと例からも、高貴なイメージのある「赤色」を身につけることで、魅力度が高くなると考えられます。

既婚女性は赤を避ける

赤色と男性の魅力を研究した報告は、他にもあります。
この研究では、意外なことが見つかりました。[※]

結婚している女性は、赤い男性を避けるのです。
結婚する前は、赤い色の男性が魅力的だったのに、結婚すると、赤色は脅威に変わります。

これらの研究は、接客業にチップの文化がある海外で役立ちます。
ウェイターが赤い服を着るのは、理由があったのです。

それでもビジネスで赤い服は、潜在的に脅威を与えるので、やはり好ましくないのかもしれませんね。

全身赤がダメな理由

スーパーマンは、赤いマントを着ています。
アイアンマンも、赤いですよね。

日本の戦隊ヒーローも、リーダーは赤色が多いですね。
おそらく制作者の意図としては、ポスターなどで目立つという要素が大きいかと思います。

全身赤色の服は、現実ではどうでしょうか?
芸能人だと、カズレーザーさんが全身赤色の服を着られています。

外見が好きと言う人もいれば、どこか嫌悪感を感じる人もいるようです。
嫌悪感を感じる」については、やはり赤色にヒミツがありそうです。

赤色は警戒色

私たち人間は、赤色を注意喚起に使います。
信号機も赤色は、最も注意すべき警告です。

非常ベルやサイレンも赤色です。

心理学の研究でも、やはり赤色は警戒色のようです。[※]

科学者たちは、このように言います。
赤色は、見る相手を警戒させ、ひるませる色だ
つまり全身赤色など、やり過ぎると相手の警戒を誘うようです。

普段から赤を着るのは要注意

赤色は、女性でも男性でも、異性から見て魅力的です。

でも、友だちと会うときに、赤い服って着ませんよね?
普段、みんなが避ける色です。

赤色は魅力的な色なのに、なぜ避けているのでしょうか?

やはり、異性に対するアピールだからでしょう。
このような行為は「あざとい」と見なされ、同性から嫌われてしまいます。

結論としては、場所と場面をわきまえ、ピンポイントに赤色を使うのが程よいのでしょう。