甘い食べ物を辞める方法。写真を見ると食べ物に飽きてしまう!

甘い食べ物を早く飽きる方法

ちょっと信じられない研究報告があります。
それは、食べ物の楽しみを減らす方法です。

この方法を知ることで、味覚や食べたときの満足度を操作することができます。

視覚だけで食欲を抑えることができる

人間の視覚は、他の感覚も生じさせます。

ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)の研究者らは、 人間の視覚が「味覚にどのような影響を及ぼすか」を調べました。
この研究は、思わぬダイエット方法に繋がっています。

私たちは、肉の写真を見れば肉を食べたくなります。
カレーやラーメンなど、他の食べ物でも同じです。
映像であれば、より食欲は増加します。

この研究では、写真を見る回数によって、「食べたい」という欲求が、どのように変化するかを検証しました。

実験に参加した人々は、 特定の食べ物の写真を見せられました。
例えばチョコレートケーキです。

参加者は、写真を見ただけで「チョコレートケーキを食べたい」という欲求が増えました。
これは誰にでも経験があると思います。

ところが、あまりに多くのチョコレートケーキの写真を見ると、 次第に食欲がなくなってきました。[※]

つまり、写真を見るだけで、飽きてしまったのです。

チョコレートの写真を見る回数が少なければ、「チョコレートを食べたい」という欲求が増します。
しかし、たくさんの写真を見ることによって、逆に「チョコレートを食べたい」という気持ちがなくなったのです。

甘いのとしょっぱい食べ物を交互に食べてしまう人へ

前述の実験には、続きがあります。
2回目の実験では、実際に食べた時の満足感を検証したのです。

参加者の半分は、甘い食べ物の写真を見ました。
もう半分の参加者は、フライドポテトのような塩気のある食べ物を見ていました。

その後に、甘い食べ物としょっぱい食べ物の満足度を調査しました。
やはり、甘い食べ物の写真を見ていた人は、実際に甘い食べ物が、あまり美味しくなかったと評価しています。

多くの写真を見た人ほど、その写真の食べ物への評価が低くなりました。

インスタグラムで写真を見る

食欲が強い状態にあると、 甘い食べ物と、しょっぱい食べ物を、交互に欲しがります。
そんな状態が続けば、誰もが予想する通り、太ってしまいます。
できれば最初に制止するのが一番です。

もし、チョコレートを食べた後、 甘味が口に残っているとき、塩味のポテトチップスを見てしまうかもしれません。
これは、前述の研究が示すように、しょっぱい食べ物を欲している状態です。

ですから、インスタグラムなどで「ポテトチップス」のハッシュタグを検索してください。
もしくは、思いつく塩味のお菓子を見続けます。

あなたがそれに飽きた時、この悪い習慣を止めることができます。

ラーメン好きがラーメンの仕事をするとき

この研究は、食欲をコントロールする以外に、もう一つの意味を持ちます。

それは、自分が最も好きな食べ物でも、その仕事をすれば、やがて飽きてしまうということです。

例えば、ラーメンを大好きな人が、 ラーメン雑誌のライターになったとき、長く続けるほど、ラーメンが好きではなくなるかもしれません。

ラーメン雑誌の編集をするだけでも、たくさんの写真を見ることになり、 興味が薄まることを示唆しています。

また「遊びであっても、仕事と認識しただけで、自主的に動けなくなる」という別の研究もあります。
パズルのような遊びであっても、仕事として依頼するだけで、 自ら積極的に行動ができなくなります。

ラーメンを食べるだけで仕事になって羨ましい」と言う人もいるでしょう。
しかし、科学的な研究はそれを否定します。

この「飽きる」というシステムがあるからこそ、 人間は生活にバランスをとることができます!