いつも「逃げる人の特徴」と「改善方法」

逃げる人の特徴と改善方法

物事から逃げてしまう人の脳には、何が起こっていますか?
少しでも改善する方法はありますか?

人間に限らず動物は、運動をせず、高いストレスを与え続けると、うつ病などの精神病になります。
そうならないために、いざとなれば逃げる必要があります。

それとは別に、高いストレスや悪い環境に置かれなくても、 物事から逃げる人がいます。
傷つくのを恐れ、なかなか行動することができません。

そうなってしまう人はどうすればいいでしょうか?

逃げることで順調だった人

動物は、危険な目に遭った場所を避けるようになります。
これは生存本能です。

そこに行かなければ、安全です。

マウス実験でも、電流が流れる場所を一度経験すると、そこには行かなくなります。
しかし、大きなご褒美があると、電流のある経験よりも、ご褒美の経験が強くなります。

一方で移動しなければ、最終的に息絶えます。
両方とも生存本能です。

人間社会は、ある程度の安全が確保されています。
時代が進むほど、選択肢も増えています。

地球上の生物の中で、人間だけが「リスクを取らなくても生きられる社会」を育ててきました。

人間が作り上げた「社会」と「生存本能」によって、逃げることを選択できるようになったのです。
そして、逃げることで上手くいった「経験」が、次も同じ選択をする確率を増やします。

危険と安全の天秤が崩れている

逃げる人は、どのような判断をしているのでしょうか?

危険やリスクの大きさに対して、 過剰に恐れているのです。

何もしなければ安全は、確保されます。
しかし、何もしなければ、何も得られません。

改善する方法

逃げることで上手くいった人たちは、 直感で逃げるようになります。
直感には、意志決定の時間がありません。

自動的に逃げてしまいます。
今の居心地の良い場所(コンフォートゾーン)に、とどまろうとします。

何より直感に反することは、行動するのが難しくなります。

唯一の方法は「行動しないリスクを計算する」こと

ほとんどの人は、「行動した時のリスク」しか考えません。
必ず存在する「行動しないリスク」を考えないのです。

これは「行動しないリスク」の結果が、すぐに反映されないからです。
すぐに反映されれば、生存本能のように経験の記憶にインプットされます。

これがないので、知らないうちに「行動した時のリスク」だけが記憶にインプットされるのです。

行動しないリスクを計算するには、想像するしかありません。
この想像には、計算する必要があるため、脳が疲れます。
さらに悪いことに、人間は脳が疲れることを無意識に回避します。

行動しないリスクを計算する

行動しなかった時のリスクを想像すると、ほとんどの場合、大した影響がありません。
しかし「常に行動しない時のリスク」だと、どうでしょうか?

夏休みの宿題と同じです。

今日しなくても大丈夫。
しかし、ずっとしなければ、追い詰められます。

ここで「いずれはする必要がある」と考えます。
そうすれば「いずれはする必要があるならば、今日しよう」という選択肢が生まれます。

先のリスクを想像することで、 逃げるのを回避することができます。

無理にリスクをとってはいけない

私たちは行動できないことを、勇気が足りないせいにしています。
リスクを取れ」というのは、無責任な発言です。

リスクを取った結果が悪ければ、経験の記憶にインプットされます。
そのせいで、次に行動するのが難しくなります。

最も悪いのは「衝動的な行動」です。
無理をしてまでリスクに立ち向かう必要は、全くありません。

「常に行動しない時のリスク」を考えましょう。

肯定的な反応が返ってこない

最後に「肯定的な反応」について、補足します。

あなたはとても頑張りました。
周囲の人たちは、あなたを評価しています。

あなたは、それに気づきません。
多くの人は、心の中であなたを評価しているにも関わらず、直接言わないからです。

これでは、経験の記憶に評価がインプットされません。
行動ができなくなる要因のひとつです。

それを回避するには、人との接触を増やすことが大切です。
そして、他人を褒めてください。

他人を褒めることで、自分にも返ってくるようになります。

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